活動報告

イベントや活動の記録とご報告です。peace flagプロジェクトとは何か?いままでどんなことをしてきたか?もわかります。

6月18日(日)Eating well leads to peace ―古来種野菜レストランと写真展ー を開催しました

2017.07.12|活動報告

6月18日(日)Eating well leads to peace ―古来種野菜レストランと写真展ー を恵文社コテージにて開催いたしました。

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さまざまな在来野菜と野菜を使った一皿一皿が芸術品のように美しくて美味しいお料理、そしてwarmerwarmer高橋さんの古来種野菜の素晴らしさを伝えたい、残したい、という情熱に触れられた一日となりました。

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その土地の気候風土の中で育ち、そこで暮らす人々の糧となってきた在来野菜には形や味に、個性や力強さがあり、高度成長に合わせて品種改良され均一化された野菜からは感じられない野性味があります。もともと多くても村人100人ほどのために作られてきたため大量生産には向かず、流通を定着させるにも大変な苦労があるけれど、この貴重な種を決して根絶やしにしたくないという高橋さんの取り組みを知り、それぞれに感じていただけるものがあったのではないでしょうか。

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++++++++++【ご参加者アンケート抜粋】+++++++++

野菜の写真の美しさに感動!!いただいたお野菜の味が濃く、昔食べた人参のことを思い出しました。

伝統野菜をつなげていく大変さが見えてきました。自然の美しさをもっと広げていけるようなことを考えたい。

農には直接携われませんが飲食店としての役割を感じ、消費者に伝えたい。

種を守ることは食を守ること、命を守ること 繋がっていると納得できました。

生産者も販売する人たちの想いに寄り添い、販売者も生産する人たちの想いに寄り添い、そうやって続いていく野菜があると思いました。

個性が個性のままにあり続けられる社会に少しでも広がっていけばいいなと思いました。そのための自分の立ち位置はどこか考えられるきっかけをいただきました。

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一度のイベントで終わるのではなく、ここから新しく何かが始まるきっかけになればいいなと思います。お話をしてくださったワーマーワーマー高橋一也さん、VOLVER宍倉 慈さん、メリーゴーランド鈴木潤さん、野菜の旨みと美しさを存分に生かしたお食事を作ってくださったVolverボルベールさんとkinotableさん、ご参加くださったみなさま、本当にありがとうございました!

 

 

2017年6月10日 「みんなでI hope peaceTシャツをつくろう」を開催しました

2017.06.12|活動報告

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昨年の「キッズTシャツをつくろう!」に引き続き、今年も晴天に恵まれ、朝から多数の方にお越しいただき、86枚ものIhopepeaceTシャツが思い思いのデザインで旅立ってゆきました。1Fでは美味しいものたくさんのカフェ、アネモネさんシノワさんと一緒につくるヨーグルトスコーンワークショップ、2Fでは植田楽さんと紙とセロテープでつくるワークショップも開催され、大人も子供も一緒に、時を忘れるくらい夢中になってものづくりの時間を楽しんでくださいました。本当にたくさんのご来場、ありがとうございました!!

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売り上げの50%(50000円)をサポート紡ぎさんの保養キャンプへお送りします。続けることが重要といわれる保養ですが、資金と場所と人手は慢性的に不足していると聞いています。少しずつでも関心を持ってくださる方が増えますように!

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2017年3月11日 バイバイ原発集会に参加してきました

2017.04.11|活動報告

今日は円山公園へ、バイバイ原発集会に参加し、デモにも参加してきました。お友達のちかげさんがステージで追悼の言葉を読み上げられました。ステージに出て来られたちかげさんはpeaceフラッグを縫い付けた大きなカバンを下げておられ、不意を突かれて涙が溢れました。peaceフラッグ事務局にはフラッグを持って出るというようなお知らせはありませんでした。控えめに「よかったらデモにいらっしゃいませんか」というようなお誘いだけでした。行かねば、と無理をさせてはいけない、負担になってはいけない、というちかげさんらしいご配慮でした。もしも事務局のメンバーが誰も行かず、ちかげさんが一人であのカバンを下げてステージに上がっておられたら・・・、と思うだけで胸が詰まりました。もうすぐお引越しで京都を去るちかげさんと一緒に四条通りから河原町通り、「原発いらない!」、大きな声を上げながら歩きました。デモに初参加するというpeaceフラッグ事務局の仲間たちも一緒に歩きました。見る側から歩く側へ。怒涛の勢いで変わっている世界の中でそれはあまりに無力に見える小さい一歩ですが、それでも、一緒に歩けてよかった。デモの終点で、お引越しされるちかげさんと別れを惜しむ事務局のみなさん。顔をくしゃくしゃにして泣きながら別れを言い合う姿。人は、こんな風に可愛らしく健気に生きることが出来る。その姿こそが希望です。すべての尊い命のために原発、ほんとにいりません。

2015年9月15日 小熊英二監督「首相官邸の前で」上映会

2017.04.11|活動報告

2011年の原発事故後、首相官邸前で繰り広げられた市民によるデモを社会学者・歴史学者である小熊英二監督が映画にされました。上映後は「デモをすることに意味はあるのか」「peace flagを揚げる、というような一人の小さな行動は世界を変える力になるのか」、そんなお話をみなさんと出来れば、と思っております。差し迫った日程ではありますが、ぜひ足をお運びください。

ゲスト:やなぎみわさん(舞台演出家・美術作家)
文佐榮さん(StudioFATE 主宰)

9月25日(金)上映会場 BIT CUBE art spece
〒606-8163
京都市左京区一乗寺中ノ田町26-2 075-722-9282
参加費:1300円
<タイムスケジュール>
★1回目
10時30分 開場
11時 上映開始
13時 鑑賞後休憩(昼食持参可。会場でも軽食販売予定)
13時30分 やなぎみわさん×文佐栄さんトーク
14時 ディスカッション
15時 歓談
16時 終了
★2回目
18時開場
18時30分 上映
20時30分 休憩
20時40分 ディスカッション(おやつ付き)
21時15分 終了
※夜の部は、やなぎさんと文佐栄さんのトークはございません
※昼の部・夜の部とも定員30名様

ご予約・お問い合わせはpeace flag プロジェクト事務局 井崎まで
09095434044
masuji90@maia,eonet,ne,jp

2016年12月16日 原発賠償訴訟裁判の傍聴へいってきました

2016.12.16|活動報告

昨日は朝から夕方まで原発賠償訴訟の傍聴に行ってきました。3.11後に京都に避難してこられて京都で暮らしている皆さんが原告となり、国と東電を訴えています。昨年知り合って、お友達になった皆さんが原告団にいらしゃるので、peace flagのお仲間と行くようになりました。何度か行きましたがこんなに長いやりとりを見たのは初めてでした。昨日はお友達を含む4名の原告の方が、原告・被告側双方からの尋問に答えられました。3/11直後、お子さんとご両親を車に乗せてとにかく逃げたが逃げた方角が放射能汚染がひどかったというお話、子供達を被ばくから守るため、夫や両親と離れ離れで暮らす決断をしたこと、その別れの日のご家族の様子。大好きな故郷の家を手放す最後の日、長い時間、家の前に佇んでいたご家族の様子。「もしも帰ることができるのなら、普通に一緒にご飯が食べたいです」、という言葉。遠い国の出来事でも、一昔前の話でもありません。今、目の前で続いている事実。私と同世代か、もっと若い人が渦中にいる。これは、今、ここで起きている現実。お話を聞きながら実感がのしかかってきました。涙を流し声を詰まらせて話す原告の皆さん。傍聴席の皆さんも泣きながら聞いています。もう感情の渦がどっと溢れている。けれど裁判は「感情」を排除しながら進みます。「聞かれたことだけに答えてください」という言葉で、「聞いてほしい本当の気持ち」は蓋をされます。そうすることで「法」という神聖なものに則って公正なジャッジがなされる、という仕組みなのでしょう。けれど置き去りにされてしまう「感情」が気になって仕方ありません。深い怒りと悲しみを抱えながら、優しく明るい原告の皆さん。お一人お一人が突然、前触れもなく渡された重い荷物を背負って、終わりの見えない道を、歩いて行くぞ、と覚悟をされている。二度とこんなことが起きてはいけないのだ、という強い気持ちで、今、ここで暮らす私たちみんなのために、未来を生きる子どものために闘う覚悟をされている。一緒に寄り添っていくのに、法律の専門家である必要はないし、運動家である必要はない。原告の皆さんも普通の市民で、普通の父親で、普通の母親だから。普通の主婦で、そのままで寄り添っていこう。買い物の途中で、ランチの前に、映画に行く前に、普段着で応援に行きましょう。そして、裁判所からドーッとはみ出してくる感情を共にして、一緒に泣いたり怒ったりしましょう。その何倍も一緒に笑いましょう。今、この国で一緒に生きているもの同士、しんどいこと以上に、一緒に楽しいことをたくさんしたい。

2016年12月3日 「酒と肴と経済と」 へのおたより

2016.12.03|活動報告

こんばんは。Peace flag プロジェクト事務局の町田です。
イベント「酒と肴と経済と」より2週間が経ちました。
日々の中で登壇者の方々のお話し、また、参加者の皆様と意見交換させていただいたことを思い返し、今もなお自分の中でかみ砕いております。
先日、遠方よりご参加いただきました参加者の方から1通のご感想メールを頂戴いたしました。気づきと励みをいただいたメッセージ。Peace flagの仲間達、登壇者の方々にも読んでいただきました。それに対し、なかじさんがくださったメールがまた大きな気づきを与えてくださいました。素晴らしいやり取りでしたので、お二方のご了承を得た上で、皆様に公開させていただくことにいたしました。
以下、いただきましたお二方のメッセージを抜粋して掲載させていただきます。

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【Y様】
格さんの分断をなくし、つながりのなかで循環させていくという話を興味深く伺いました。普段から「損か得か」、「いかに安く買うか」を考えて買い物していることを切り替えて、応援したい人、共感できる作り手さんから、自分にとって本当に価値のあるものを買うことが、世の中を変えていくのだと受け取りました。
ただ、格さんや優さんは作り手の立場があるわけですが、私のように、与えるものがない人はあくまで「消費者」としての立場しかなく、それがもたらす寂しさが、今の社会をつくっているひとつの原因ではないかと感じています。今回のイベント、あるいは「島のなかマルシェ」や「京都ファーマーズマーケット」は、作り手と消費者という関係を超え、おしゃべりや交流をもたらし、「寂しさ』を解消させる場所ー「環境」として、とても意義あるものだと思います。
たまたま、東大教授の安冨歩先生(女性装で有名)の本を読んでいて、その本の中に「自立とは依存することである」「貨幣はみんなをつなぐ便利な道具である」と、まさに格さんが言ってたことそのものが書かれていました。 最後に、お食事、とてもおいしかったです。

【なかじさん】
消費者が消費しないと、生産者は生産出来ません。喜びとともに消費し、また喜んで生産する。その喜びの循環をスムーズにしてくれる潤滑油がお金だと思います。
この方の投稿は、お金を使うだけの消費者に何だか罪悪感を感じてるのかもしれませんが。 お金は、もっと温かいものです。
そして純粋な消費者というのはいませんね。この方も含め、何かしらの形で、世の中を良くする何かを生産してるはずなんです。
それが仕事ですよね。
それはサービス業や、ネットや、事務的なもので目に見えないかもしれませんが、立派な生産です。 だからこの方もおそらく生産者です。そして生産者もまた暮らしのためには消費者です。みんな生産者で、消費者です。
作る喜び、買える喜びを 両方とも倍増させて、世の中に広げてくれるのがお金です。だからお金とはヒトの喜びが結晶化したものです。
喜びを持って作り、交換して 他人の感謝をお金で受け取り喜び、そして喜びとともに買い物をして相手に感謝してお金を渡す。うまく出来てるなぁと思います。
だからちゃんと喜んで消費してください^ – ^
「イェーイ。やった!こんな買い物できたぜ!」 って感情こめて。
すると世の中に喜びが循環しますから。
【Y様】
なかじさんの「お金は、もっと温かいものです。」との言葉を読み、はっとさせられました。お金がもたらす様々な厄災と呼ばざるを得ない状況を日々目にするにつれ、お金に対して、罪悪感を感じているのは確かです。
ただ、お金も、人々の愛から生まれてきたものであるならば、人間がそうであるように、愛情を持って接しないと、その本来の働きを失ってしまいますね。お金に対する罪悪感を捨て、これまで以上に喜びを持って使うようにしようと思いました。
そして、何より自分が喜ぶようなお金の使い方をすることが大事ですね。
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Y様、なかじさん、ありがとうございました!!
イベントにご参加くださいました皆様、まだまだご感想お待ちしております。
熟成した思い、まだ発酵途中の思い、何でも結構ですので、お送りくださいませ♪

2016年11月19日 「酒と肴と経済と」2日目ご報告

2016.11.19|活動報告

「酒と肴と経済と」2日目のゲストは、鳥取からタルマーリーの渡邉格さん、千葉から寺田本家の寺田優さんと発酵研究家のなかじさん、周防大島から僧侶をしながら自然農を営む中村明珍さんがやってきてくださいました。

午前中は天然菌でビールとパンを作る渡邉さん、それから都会のパンクロッカーから島暮らしの僧侶&農家に転身した中村さんのお話。分断社会をどう繋げていくか、菌と食から健全な経済を生むことについて、無我無常、色即是空、縁が来たらぱっと掴むというお話・・・お二人が現在の暮らし方にたどり着くまでの半生がもう、パンクで平和な世直し論でした。

お昼はタルマーリーさんのビールや寺田本家さんのお酒、本武さんのお米、岡田桂織さんの肴、体中の細胞が喜ぶ美味しいものの数々が並び、目の前には広い畳の間が・・・しかし午後も寝ている場合じゃないほど充実の対談が続きます。

自然酒の造り酒屋、寺田本家の24代目当主寺田優さん、その酒蔵で長年働いて3年前に独立したなかじさん、渡邊さんの3名は発酵繋がりの古い仲。皆さん一見非効率にも思える昔ながらの方法で食べ物を作っていく、その過程で起こる有形無形のいろんなもの、出来事をすごくよく「見て」いる人たちで、周りの人々や、環境への影響、果ては世界経済に至るまで、どうするともっと気持ちよく、風通しいい世の中になるか、いつも頭も体も同時に動いておられる方々。本武さんや東条さんにも引き続きご参加いただき、大変に濃いメンバーが集結し、受け売りではない言葉がもつ力が会場全体に伝わって、発酵していくように感じました。

参加してくださった高校生のお二人から、驚くほど地に足のついた感想をいただき「この場に来られてよかった」と言ってもらえて本当に嬉しく、なんだか希望が持てました。ぜひこの場で生まれた何かを持ち帰っていただいたり、周りの方々とシェアしていただいて、また新たにこんな場があちこちで生まれていくことがpeace flagプロジェクトの願いです。

二日間にわたり、ゲストの方、参加者の方、多方面から総勢80名近くの方々にお集りいただきました。みなさま、本当にありがとうございました!!

2016年11月18日 「酒と肴と経済と」初日ご報告

2016.11.18|活動報告

「酒と肴と経済と」初日、終いたしました。本日のゲストは「上関の自然を守る会」の高島美登里さんと漁師さんたち、屋久島で自然農を営む本武秀一さん。里山の紅葉が本当に美しい大原で、美味しいお酒と料理を楽しみながら今日もたくさんの繋がりが生まれました。

奇遇にもどちらも熊毛郡という地名を持つ屋久島と上関は、多数の生物が生息する美しい緑と水に囲まれた、本物の豊かな自然がかろうじて残る場所。しかしそれすらも原発計画や農薬や、さまざまな人為的要因によって壊されつつあります。高島さんと本武さんの言葉は本気でそんな状況をストップしようとしている説得力に満ちて明確で、ストレートに心に響きました。とれたてぴちぴちのとびきり美味しいお魚をはるばる届け、調理してくださった漁師さんたちの茶目っ気たっぷりのお話に笑いは絶えず、素材の素晴らしさを大切に引き出す岡田桂織さんの料理に舌鼓がとまらず、明日のメインゲストでもある発酵料理人のなかじさんや「祝福の海」の東条監督もご参加くださり(「祝福の海」は明日以降、23日まで京都各所で上映されます。いのちがテーマの素晴らしい映画です。見逃した方はぜひ→ http://inorinoumi.jimdo.com/%E4%B8%8A%E6%98%A0%E4%BA%88%E5…/)食後の座談会では全員車座になって話が盛り上がりました。

そもそも経済って「世のため人のため」それもすべてを与えてくれる自然=いのちがあってこそ。そのことを、実際に見て触って食べたり遊んだり話したり、五感をもっとフルに使って味わってみようと思っていただけたのではないかなと、初日が終わり早くも感じております。
ご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました!明日も楽しみです♩

2016年10月24日 左京ワンダーマーケット参加ご報告

2016.10.24|活動報告

昨日は左京ワンダーマーケット。peaceフラッグプロジェクトの「ムルカ菜祭マーケット」エリアにもたくさんお越しいただきありがとうございました。出店くださったみなさまもありがとうございました。企業や行政が関わっていない。有名人が宣伝しているわけでもない。出店しているのは個人商店やご縁のある生産者さん。毎回、驚くほどの人出です。会場ではアナウンスがあるわけでもないし、統一スローガンやメッセージがあるわけでもない。あちこちで摩訶不思議な出し物があり、音楽があり、おいしいものが溢れてる。広い森に自由の風が吹いてる気がする。「お金だけじゃないんだぜ」という心意気で出店者さんとお客さんがガッチリ繋がってる気がする、のは私だけかな〜。今どき無い無いこんなお祭り。復活させてくださった実行委員会のみなさまに心から感謝です。