2019年8月

2019年8月のお知らせです。

8月31日(土)緊急企画!「今、アフリカで起きていること」開催のお知らせ

2019.08.28|お知らせ

アフリカ・モザンビークから農民運動のリーダー・コスタさんがやってくる!

昨年の秋の京都ファーマーズマーケット2周年企画、総合地球環境研究所のFEASTプロジェクトの研究者・小林舞さんと、耕し歌ファームの松平・山本ご夫妻のご協力のもと、ブラジルとモザンビークから農家のジルベルトさんとエレナさんにお越しいただいて、現地で推し進められようとしている大規模農業(日本政府・JICAや企業も協力しています)をなんとか食い止め、自分たちの多彩な小規模農業を守っていこうと奮闘されている現状をお聞きしました。

ブラジル・モザンビーク・日本、この3カ国の農家さんはじめ市井の人々が声をあげ、3カ国民衆会議という名で繋がり、政府や大企業主導の土地収奪と環境破壊を伴う大規模農業に反対しておられます。エレナさんはおっしゃいました「日本の皆さん、あなたがたの政府が何に税金を使っているのかを知って、一緒に反対の声をあげてください」。

今年の春には、その3カ国民衆の運営に関わってこられたアフリカ研究者、舩田クラーセンさやかさんにお越しいただき、その後のお話をうかがいました。今回はモザンビーク農民運動のリーダーであるコスタさん、研究者のボアさん、日本国際ボランティアセンターの渡辺直子さんが京都にお越しくださいます。

モザンビークからのお二人は、今月28日から30日まで横浜で開催されるTICAD7(第7回アフリカ開発会議)のサブイベントで上から強引に開発される「アフリカ開発」が地域の農民に及ぼしている影響について問題提起し、人々が紡ぐオルタナティブを紹介するために来日されます。

今、アフリカで何が起きているのか?
直接、会ってお話をお聞きする機会、たくさんの方のご来場をお待ちしております。

<ゲストご紹介>
africa
コスタ・エステバオン(Costa Estevao) さん
モザンビーク出身。ナンプーラ州農民連合(UPC-N)代表。小農として、コメ、トウモ ロコシ、ピーナッツ、豆類、カシューナッツ、さまざまな野菜の有機栽培に取り組む。カトリック教会のメンバーとして活躍する中で、小農運動(UNAC/モザンビーク全国農民 連合)と出会い、小農の権利を小農自身が連帯しながら守っていく運動に感銘を受ける。 UNACの支部がなかった2010年、ナンプーラ州で組織づくりに着手し、2014年につい に「州連合」を結成。同年、同州でUNACの全国総会開催を実現する。土地収奪が激 しい同州の小農運動の代表として仲間達のため奮闘してきた。設立から5年後の現在、 UPC-Nのメンバーは3万人に届く勢い。2014年より、日本の市民社会との共同農村調査 を行っている。四度目の来日。TBS報道特集、News23でも、活動が取り上げられた。

ボアベントューラ・モンジャーネ(Boaventura Monjane) さん
モザンビーク出身。子どもの頃から母親の畑を手伝って育つ。ジャーナリストを志し、苦 労をしながら大学を出て、世界最大の小農運動であるビア・カンペシーナ国際局やモザ ンビーク農民連合で広報を担当。しかし、農民が直面する課題をより世界規模で構造的 に捉える必要があると考え、大学院に進み、現在ポルトガルやオランダの研究所に所属 しながら博士論文を執筆中。目指すはJournalist-Activist-Scholar(ジャーナリストであり、 アクティビストであり、学者)。誰にも優しく公平かつシャープなモザンビークの若者。

渡辺直子(わたなべ なおこ) さん
日本国際ボランティアセンター南アフリカ事業担当/地域開発グループマネージャー。 2012年から、日本がブラジルとともにモザンビークで進めるODA農業開発事業「プロサ バンナ」や土地収奪問題の現地調査に従事。国際NGO・GRAIN事業の日本との橋渡し役 として、西・中央アフリカでの土地収奪問題にもかかわる。

当日はFEASTプロジェクト研究員の小林舞さん、耕し歌ファームの松平尚也さんもお越しくださいます。

日時:8月31日(土)13:30〜16:30
場所:キャンパスプラザ京都ホール
主催:京都ファーマーズマーケット
参加費:500円以上のカンパ制
ご予約・お問い合わせは京都ファーマーズマーケットのFacebookページからお願いいたします。
担当・井崎