2016年11月19日 「酒と肴と経済と」2日目ご報告
2016.11.19|活動報告「酒と肴と経済と」2日目のゲストは、鳥取からタルマーリーの渡邉格さん、千葉から寺田本家の寺田優さんと発酵研究家のなかじさん、周防大島から僧侶をしながら自然農を営む中村明珍さんがやってきてくださいました。
午前中は天然菌でビールとパンを作る渡邉さん、それから都会のパンクロッカーから島暮らしの僧侶&農家に転身した中村さんのお話。分断社会をどう繋げていくか、菌と食から健全な経済を生むことについて、無我無常、色即是空、縁が来たらぱっと掴むというお話・・・お二人が現在の暮らし方にたどり着くまでの半生がもう、パンクで平和な世直し論でした。
お昼はタルマーリーさんのビールや寺田本家さんのお酒、本武さんのお米、岡田桂織さんの肴、体中の細胞が喜ぶ美味しいものの数々が並び、目の前には広い畳の間が・・・しかし午後も寝ている場合じゃないほど充実の対談が続きます。
自然酒の造り酒屋、寺田本家の24代目当主寺田優さん、その酒蔵で長年働いて3年前に独立したなかじさん、渡邊さんの3名は発酵繋がりの古い仲。皆さん一見非効率にも思える昔ながらの方法で食べ物を作っていく、その過程で起こる有形無形のいろんなもの、出来事をすごくよく「見て」いる人たちで、周りの人々や、環境への影響、果ては世界経済に至るまで、どうするともっと気持ちよく、風通しいい世の中になるか、いつも頭も体も同時に動いておられる方々。本武さんや東条さんにも引き続きご参加いただき、大変に濃いメンバーが集結し、受け売りではない言葉がもつ力が会場全体に伝わって、発酵していくように感じました。
参加してくださった高校生のお二人から、驚くほど地に足のついた感想をいただき「この場に来られてよかった」と言ってもらえて本当に嬉しく、なんだか希望が持てました。ぜひこの場で生まれた何かを持ち帰っていただいたり、周りの方々とシェアしていただいて、また新たにこんな場があちこちで生まれていくことがpeace flagプロジェクトの願いです。
二日間にわたり、ゲストの方、参加者の方、多方面から総勢80名近くの方々にお集りいただきました。みなさま、本当にありがとうございました!!