お知らせ

大人も子供も一緒にpeaceを感じられるさまざまなイベントや活動の告知ページです。

7月27日~30日 大西暢夫 写真映像展『そこに暮らしがあった』を開催します

2017.07.19|お知らせ

Peace flag プロジェクトが写真家の大西暢夫さんとともにお届けする夏休み企画です!ぜひ幅広い年齢層の方々にご覧いただきたいと思います。

ダム建設計画という大きな出来事はたくさんの人たちを翻弄してきました。大西さんは、その長い時を山村に暮らしたじじばばたちと10 年以上、そして映画や本の完成後20年以上もずっと寄り添って今も取材を続けています。東北の大震災時には大西さんの地元岐阜と被災地とを何度も往復しながら記録、取材、そして支援という輪を精力的に回し、岐阜の方々と被災地の人々を結んでこられました。今回写真展示と映画の上映をお願いしようと思ったのは peace flag プロジェクトの映画のテーマ〈普通の暮らしが大事〉につながるものがあると思ったからです。

私たちの考える普通の暮らしとはいったい何でしょうか。
普通の暮らしが一番大事とはどういうことなんでしょうか。
当たり前に過ごしていた日常を理不尽に奪われることほど怒りを覚えることはありません。
どうしたらいいのかを思案するとき絶望的な気分にもなります。
それでも変わらない日常があり、豊かな暮らしがあることを知るたびに勇気づけられるように思います。
それが希望となるのでしょうか。

徳山ダムの底にに沈んだ村にも、五木のダム建設に翻弄された村にも確かに「そこに暮らしがあった」。そんな視点で二つの作品を展示したいと思います。

 

展示1 写真展示 写真絵本『ここで土になる』

日時:7月27 日(木)~30 日(日) 10:00~18:00(※最終日 17:00 まで ※映画上映中はご覧いただけません)

場所:BIT CUBE art space   〒606-8163 京都市左京区一乗寺中ノ田町26-2

ダム建設に翻弄された岐阜県徳山村が舞台です。「便利」や「豊か」という言葉が町で通じていた意味と全く違うものだということに気づいた・・・じじばばの一言一言が戦前の 60 年も 70 年も前の話だけれども、僕の中では新鮮で新しいことばかり。それがダムの底に沈んでしまうというのだから大変だ。でも僕はいつの間にかダムという大問題も忘れてじじばばたちの魅力に取りつかれてしまった・・・ダムになってしまうから注目するマスコミ、ムダな公共事業、環境破壊・・・データ的なことは専門家に任せる。僕は山村生活にしか興味がないのだ(『ぼくの村の宝物』より)

 

展示2 映画上映とトークの会 『水になった村』(要予約 bitwork@themis.ocn.ne.jpまで)

28日(金) 10:30 ~12:15   参加費1,200円(子供無料) 上映のみ
29日(土) 13:00 ~16:00頃  参加費2,500円(子供無料) 上映後、大西暢夫さんトーク「暮らしを撮るということ」

場所:BIT CUBE art space   〒606-8163 京都市左京区一乗寺中ノ田町26-2

熊本県五木村に建設予定だった川辺川ダムにまつわる一組の老夫婦の話です。
「・・・その表情はとても寂しそうだったが、この大地で、先祖や大イチョウとともに暮らしていこうとする強い意志を僕は感じた。ダム建設が止まても、それにまつわる道路工事は動いていた。やがて、コンクリートの橋げたが、大イチョウに覆いかぶさるようにして立ちはだかった・・・しかし茂さんはその中で笑顔を忘れていなかった。ここで変わらない暮らしを淡々と続けることが、怒りや言葉より、強いことであると、僕は気づかされた」(あとがきより)

 

☆期間、28,29日は岡田桂織さん&スコップアンドホーさんのランチカフェ、30日gは kinotableさん&anemoneさんのanekinoカフェをOpenします!美味しいものを食べながら、夏休みのひと時をゆっくりお過ごしくださいませ。
 

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